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日本映画『去年の冬、きみと別れ』2019.01.16 Wednesday
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前回に引き続き今回も日本映画を観てみました。
芥川賞作家、中村文則の小説を映画化した作品『去年の冬、きみと別れ』の鑑賞です。
<あらすじ>
松田百合子(山本美月)と婚約しているルポライター耶雲恭介(岩田剛典)は、猟奇殺人事件の容疑者である天才カメラマン木原坂雄大(斎藤工)のスクープを狙っている。この事件は世間を大きく騒がせたが、真相はわかっていなかった。耶雲は事件を解明しようと奔走するが、百合子が木原坂の標的になり.....
<シネマトゥデイ>
2018年製作 日本映画
監督 瀧本智行
出演 岩田剛典(ルポライター耶雲)
山本美月(婚約者)
斎藤工(カメラマン木原坂)
浅見れいな(木原坂の姉)
感想です。
「この罠にハマる。」なんて言うキャッチコーピーでしたが、罠にはハマりませんでしたね。
物語の途中で事件の背景や繋がりが分かりましたので、罠にハマる事無く、無事鑑賞です。
原作と映画とは異なる点が多々あるみたいで、小説だとまた違った感じになるのかもしれませんね。
叙述的な小説を映画化するのは映像表現の壁を乗り越えないといけないので、設定変更とかで難しくなるのでしょうね。
それでも映画自体は最後まで一気に見れますので、良かったと思います。
今回は5点満点で3.4点でした。
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日本映画『祈りの幕が下りる時』2019.01.09 Wednesday
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久々の日本映画は『祈りの幕が下りる時』の鑑賞です。主演は阿部寛、監督は「半沢直樹」「下町ロケット」の製作に携わった福澤克雄です。
東野圭吾原作による「新参者」シリーズの完結編と言う事なので、面白いことを期待して見てみましょう。
<あらすじ>
葛飾区のアパートで滋賀県在住の女性の絞殺体が発見される。警視庁捜査一課の刑事たちが捜査に当たるが、これといった情報は出てこない。いつしか捜査線上に舞台演出家の博美が浮かび上がるが、彼女には鉄壁ともいえるアリバイがあった。そんな中、現場から日本橋を囲む12の橋の名前が書き込まれたカレンダーが見つかり、刑事の加賀は独自に事件を追う。やがて事件は、幼いころ加賀を捨てて家を出た彼の母親へとつながっていく。
<WOWOW>
2018年製作 日本映画
監督 福澤克雄
出演 阿部寛(刑事 加賀恭一郎)
松嶋菜々子(舞台演出家)
溝端淳平(刑事)
田中麗奈(看護師)
感想です。
久々の日本映画でしたが、面白く見させていただきました。テレビドラマ・映画で阿部寛が演じる加賀恭一郎は結構はまっていて、お気に入りだったので、このことも後押ししてくれました。
いくつかのエピソードが徐々に繋がって行く展開は良かったのですが、ただ誰とは言いませんが役者さんなのか演出なのか、悲しく切ない感じが描ききれてないような部分もあったりして少し残念でした。
それでも今回はミステリー+ヒューマンドラマがうまく噛み合った作品で、満足の1本となりました。
今回は5点満点で3.7点でした。
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映画『シン・ゴジラ』2016.08.19 Friday
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猛暑の中、久々の国産ゴジラ作品『シン・ゴジラ』を観てきました。
どんなゴジラが登場するのか。さらに熱くしてくれるでしょうか
<あらすじ>
東京湾アクアトンネルが崩落する事故が発生。首相官邸での緊急会議で内閣官房副長官・矢口蘭堂(長谷川博己)が、海中に潜む謎の生物が事故を起こした可能性を指摘する。
その後、海上に巨大不明生物が出現。さらには鎌倉に上陸し、街を破壊しながら突進していく。
政府の緊急対策本部は自衛隊に対し防衛出動命令を下し、“ゴジラ”と名付けられた巨大不明生物に立ち向かうが.....
<シネマトゥデイ>
2016年製作 日本映画(東宝)
総監督・脚本 庵野秀明
監督・特技監督 樋口真嗣
出演 長谷川博己(官房副長官)
竹野内豊(総理大臣補佐官)
石原さとみ(米国大統領特使)
感想です。
なかなか良かったですね。 ゴジラ対ニッポンの戦い。
防衛省・自衛隊や政治側などに取材を重ねた成果は出ていたのではないかと思います。
ゴジラと言う未曽有の大災害に対処するには、どのような政治判断が迫られるか。
テンポよく緊迫感があってよかったと思います。
映像に関しても、CG技術のおかげもあって、観られる出来になってましたね。一部ちゃっちい部分はありましたが.....
それと、懐かしい伊福部昭の音楽も使われていてGoodです。
シュミレーション的なドラマ部分もうまくいっていたと思います。(セリフが早口なのは、実際あんな感じなのかな?)
と言うわけで、なかなか面白く観させていただきました。我が家の近くも破壊していましたけれど、もうひと暴れしていただいても良かったかな.....
最後に、ラストシーンのゴジラの尻尾の映像が気になりました。進化・退化・増殖.....
今回は5点満点で3.8点でした。
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日本映画『サマータイムマシン・ブルース』2014.07.23 Wednesday
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劇団「ヨーロッパ企画」のヒット舞台劇を映画化した、SF青春コメディ『サマータイムマシーン・ブルース』の鑑賞です。
過去や未来を行ったり来たりして、何が何だか解らなくならなければ、いいのですが。
さてどうでしょう....
<あらすじ>
夏休み中のとある大学。“SF研究会”の5人の男子学生はSFの研究などせずもっぱら野球で遊ぶ毎日。
そんな彼らをカメラに収める写真部の女性部員・伊藤。もう一人の女性部員・柴田も、SF研の部室の奥にある暗室で来月のグループ展に向け作業に余念がない。
やがて男子部員たちが部室に戻ってきて大騒ぎする中、大切なクーラーのリモコンが壊れてしまう。翌日、うだるような暑さに閉口する部員たちが部室に戻ってみると、そこに見慣れぬ金属製の物体が。
もしかしてタイムマシン? 彼らはためしに、壊れる前のリモコンを取りに昨日へ戻ってみることにするのだったが…。
<allcinema>
2005年製作 日本映画
監督 本広克行
出演 瑛太
上野樹里
ムロツヨシ
真木よう子
(C)2005 ROBOT 東芝エンタテインメント 博報堂DYメディアパートナーズ IMAGICA
特に深いものはありませんが、そこそこ楽しむことができました。
コメディタッチなので、ツッコムことなく、さら〜と見るのがいいのかもしれません。
タイムマシーンが登場するまでは、ちょこっとかったるいかもしれませんが、がまんがまんです。
タイムマシーンで、行ったり来たり、伏線回収です。
過去のタイムマシーン作品で見たような物も出てたような....
今回は5点満点で3.8点でした。
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さすが内田けんじ、映画 『鍵泥棒のメソッド』2014.01.30 Thursday
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この映画、早く観なくてはいけなかったのに
内田けんじ監督・脚本、出演 堺雅人、香川照之、広末涼子によるコメディ・サスペンス『鍵泥棒のメソッド』を期待しての、鑑賞です。
内田けんじ作品なので、面白い映画に仕上がっていることでしょう。
<あらすじ>
35歳にして定職もなく、売れない役者稼業にもほとほと嫌気がさした桜井(堺雅人)は自殺にまで失敗してしまう。
その後、出掛けた銭湯で見るからに勝ち組男のコンドウ(香川照之)が彼の目の前でひっくり返り、頭を強打したせいで記憶を失ってしまった。
桜井は衝動的に彼の荷物をくすねてコンドウに成り済ましたのだが、実はコンドウの職業は殺し屋で……<シネマトゥデイ>
2012年製作 日本映画
監督 内田けんじ
出演 堺雅人
香川照之
広末涼子
(C)2012「鍵泥棒のメソッド」製作委員会
さすが、内田けんじです。脚本がgoodです。
「運命じゃない人」「アフタースクール」ほどの、やられた感はありませんが、コメディ色の強いサスペンスで、とても面白く見ることができました。
いつものように先の読めない展開、キャラクターの描き方、上手いです。
ラストもなんかイイ感じで、めでたし、めでたし、でした。
これからも、良い作品を期待させていただきます。
今回は5点満点で4点でした。
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詐欺師映画 『カラスの親指』2014.01.15 Wednesday
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直木賞作家、道尾秀介の小説を阿部寛主演で映画化した作品『カラスの親指』を鑑賞しました。
果たして、騙されるか...
上映時間160分と長丁場ですが、飽きずに最後まで観られるでしょうか。
<あらすじ>
負けっぱなしの人生を送ってきた2人の詐欺師タケとテツのもとに、ひょんなことから不幸な生い立ちを背負った美人姉妹と1人の青年が転がり込んでくる。
5人は家族さながらの共同生活を始め、タケが過去に起こしたある事件をきっかけに、人生の再逆転を狙った一世一代の大勝負に打って出ることになる。<映画.com>
2012年製作 日本映画
監督 伊藤匡史
出演 阿部寛
村上ショージ
石原さとみ
能年玲奈
(C)道尾秀介・講談社/2012「カラスの親指」フィルムパートナーズ
ん〜残念といった感じです。
脚本、演出ともにイマイチな仕上がりです。
おそらく原作は、面白いのではないかと思います。もう少し緻密に作り込んでくれれば、ちょっと都合良すぎかなと思わせるシーンもちらほら。
途中、若干の中だるみもありますが、でも、まあ最後まで見れます。
あと気になったのが、村上ショージのセリフまわし、なんか棒読みで、ドゥ〜ンのキレがないな...
ところでこの作品、内田けんじの監督・脚本で作ったらどうなっただろうか、なんて考えてはいけませんね。
評価は5点満点で3.7点でした。
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日本映画:『真夏の方程式』2014.01.02 Thursday
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明けましておめでとうございます。
テレビ番組がつまらないので、地元の神社での初詣の帰りに、ツタヤでDVDを借りてきました。
今年最初の映画は、東野圭吾原作・福山雅治主演の『真夏の方程式』の鑑賞です。
<あらすじ>
玻璃ヶ浦で計画されている、海底鉱物資源の開発。その説明会に招待された物理学者・湯川学(福山雅治)は、緑岩荘という旅館を滞在先に選ぶ。
そして、そこで夏休みを過ごす旅館を営む川畑夫婦(前田吟、風吹ジュン)のおい、恭平と知り合う。
次の朝、堤防下の岩場で緑岩荘に宿泊していたもう一人の客・塚原の変死体が発見される...<シネマトゥデイ>
2013年製作 日本映画
監督 西谷弘
出演 福山雅治
吉高由里子
杏
前田吟
風吹ジュン
2013 フジテレビジョン アミューズ 文藝春秋 FNS27社
特に期待することもなかったので、こんなもんかな〜
それにしても、脚本・監督ともに、よろしくないです。 もっとうまく作ってほしいものです。
構成・演出もよくないので、ミステーリー感も、切なさも伝わりませんでした。 残念です。
でも、最後までなんとか観れます。 原作はどうだったのでしょうか...
「容疑者Xの献身」「白夜行」を読んだ時のような切なさを感じたかったのに...
今年、最初の鑑賞は、いまひとつとなってしまいました。
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日本映画『蛇のひと』2013.12.25 Wednesday
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第2回WOWOWシナリオ大賞を受賞した作品を、『重力ピエロ』の森淳一監督が映画化したサスペンスドラマ。
『蛇のひと』の鑑賞です。
異色のサスペンス映画です。
<あらすじ>
陽子(永作博美)が出社すると、部長(國村隼)が自殺し、おまけに課長の今西(西島秀俊)までが行方不明で会社はパニックに陥っていた。
部長の葬儀を済ませた後、彼女は副社長に呼ばれ、今西に会社の金を横領して逃亡した疑いがあると告白される。
陽子は上司である彼の行方を捜すよう言い渡されるが、その足取りはなかなかつかめず……<シネマトゥデイ>
2010年製作 日本映画
監督 森 淳一
出演 永作博美(OL 陽子)
西嶋秀俊(今西課長)
団村 準(伊東部長)
板尾創路(今西の幼なじみ)
(C)2010 WOWOW
異色のサスペンス映画という触れ込み通りの、面白い作品に仕上がっていると思います。
脚本も良く出来ていて、ストーリー展開も良かったと思います。
人間の人生なんて最後は自分次第なんだろうけど、人との関わりで判断を誤る事もある、と言うことかな...
今西が関わると、どうなるかは作品を観てください。
それにしても、アイドルグループ「ribbon」の元メンバー、永作博美は良い女優になりましたね。
それでは、メリークリスマス!
今回は5点満点で3.8点でした。
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日本映画 『悪夢のエレベーター』2013.07.01 Monday
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ひさびさの日本映画です。
木下半太の同名ベストセラー小説を映画化したサスペンスコメディー『悪夢のエレベーター』を鑑賞しました。
決してホラー映画ではありません。
<あらすじ>
頭の痛みで小川順(斎藤工)が目を覚ますと、そこは急停止したエレベーターの中だった。
一緒に乗り合わせたのは見るからにワケありな男女3人で、非常ボタンは故障し携帯電話は電池切れ、助けを呼ぶこともできない。
なぜか互いの秘密を暴露し合うハメになった彼らがそれぞれに不信感を募らせる中、思いもよらぬ事件が起きてしまう。
<シネマトゥデイ>2009年製作 日本映画
監督 堀部圭亮
出演 内野聖陽 (安井三郎)
佐津川愛美 (カオル)
モト冬樹 (牧原静夫)
斎藤工 (小川順)
(C)2009「悪夢のエレベーター」製作委員会
また騙されました。 警戒していたのに...
監督は俳優で構成作家の堀部圭亮で、長編映画デビュー作だそうです。
この映画、特に期待するでもなく、気軽に見れるかな〜との思いで観てみましたが、これがなかなか面白いです。
この手の作り方は、かつて何度も騙されているのに、またもや...情けない。
堀部圭亮は、かつて勝俣州和と「K2」というコンビを組んでいましたが、こんな才能があったとは、ん〜goodです。
でもこの人たち(誰とは言いませんが)結果重いものを背負わなくてはならないのかな...
それにしても、マンションのエレベーターにしては中が広いな〜
今回は騙された分も加味して、5点満点で3.9点でした。
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映画:『探偵はBARにいる』2013.02.16 Saturday
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娘がTSUTAYAで借りてきた日本映画、『探偵はBARにいる』を観ました。
作家・東直己のデビュー作「探偵はバーにいる」を1作目とする「ススキノ探偵シリーズ」の第2作「バーにかかってきた電話」の映画化です。
<ストーリー>
札幌の歓楽街ススキノの私立探偵のもとに、コンドウキョウコと名乗るナゾの女から「ある男に会い、彼にひとつ質問してほしい」という依頼が舞い込む。
簡単な依頼のはずが、探偵はその直後に命を狙われ、不可解な事件に巻き込まれていく。
主人公の探偵に大泉洋、相棒に松田龍平。そのほか小雪、西田敏行らが共演。
<映画.com抜粋>
2011年製作 日本映画
監督 橋本 一
出演 大泉洋(私立探偵)
松田龍平(相棒兼運転手)
小雪(高級クラブのオーナー)
西田敏行(会社社長)
この作品ハードボイルドな犯罪ミステリー、というような映画ですが、ミステリーの要素は甘いものがあります。
この手の作品はどちらかというと、探偵や登場人物のキャラクター・セリフで物語を引っ張っていくような気がします。 そんな映画だと思います。
ミステリーの部分をもう少し丁寧に作ってくれれば、よかったのに... でも最後まで観れます。
次回作には、さらなる期待をしましょう。
探偵物の作品では、かつて松田優作主演のテレビドラマ『探偵物語』や永瀬正敏主演の映画『私立探偵 濱マイク』シリーズなどがありましたが、特に探偵物語はお気に入りで、毎回楽しみに見ていました。
「探偵物語」の松田優作や登場人物のキャラクターが秀逸でしたので、どうしても比べてしまいます。
今回の作品は5点満点で3.8点でした。
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